梅と鶯 /長野市上千歳

kobay.

2018年04月23日 11:50

懇意にしていただいてるお方と一献
上千歳の「梅と鶯」さん
情緒ある雰囲気に整備された
南八幡川沿いを歩いていくと
入口にはそれらしい看板はなく
佇まいでお店とわかる形
そぼ降る雨の中、傘を閉じ
門をくぐりぬけて中にはいる
アプローチもなかなか洗練された空間だ
和装の女将が迎え入れてくれ
靴を預けてカウンター席に案内された
大きなカウンターテーブルの向こう側の壁面は
ショーケースタイプの冷蔵庫
その中には日本酒を中心としたお酒がずらりと並んでいる
まずお通しが出され酒を決める
やはりそこはビールと相場が決まっている
とりあえずビールじゃなく絶対ビールなのだ





料理も少し注文し
二つ目からは日本酒だ
その場の空気とともに日本酒を楽しむことにする
女将は日本酒にこだわりがあるようだ
見たこともない「紀土」や「ゆり」 という酒を味わってみる
まあ変なたとえだが
スルスルと喉を通り過ぎていく



大信州という松本の酒が
たくさん並んでいるのでなぜかと聞いたら
女将は浅間温泉のある旅館の女将をしていて
その頃から大信州酒造さんとは縁が深く
誼みにしているそうだ



面白いことにこのお店、
日本酒と一緒にその蔵の水
要するに日本酒を作る過程で使う水も出すのだ
ちょっとこういうお店は他では見かけない
冷やかし半分に、
「水も一緒に飲んでたらお酒飲む分、減っちゃうじゃん」と言ったら
返ってお酒がすすむお客が多いという
その都度、そのお酒の良さ、美味さが引き立つという
うむ なんとなくわかる気がする
置いてある日本酒の蔵の水が全部、そろえてあるのか
聞いて忘れたのか聞き漏らしたか覚えが無いが
少なくとも大信州酒造さんの水は飲めた
まあガブガブという感じではなくクチの中を清めるという程度だが。
この水も当然、無調整なので管理、保存が煩わしいそうだ

最後は、大女将の手によるという手打ちそばで〆た
蕎麦に日本酒 至福のひと時だ
別室の賑やかな客がちょっと興ざめでしたが・・・

帰る頃は雨も上がり
外に出ると濡れた石畳風の舗装も
街の明かりを照り返し
普段とはまた違う世界を映し出していた

ごちそうさま。 また来ます。

長野 梅と鶯
長野市上千歳町1177-1
026-217-2224
営業時間 17:30~0:00
定休日 日曜日




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