JR上越線 湯檜曽駅~土合駅

kobay.

2018年04月15日 08:00

お昼を摂取後、一路北上
上越線のある駅へ
世の鉄道ファンにはこの2駅は有名な駅舎のようですね
まずは湯檜曽駅 ゆびそ と読みます
今の駅舎になる前はロッジ風の壮観な作りだったようですが
今はかなり簡素化されちゃってますね
いったいなにをモチーフにしたんでしょう?





文豪川端康成氏の「雪国」の冒頭にある
「国境の長いトンネルを抜けるとそこは雪国であった・・  」
その長いトンネル、清水トンネル入口付近にある駅
その頃とは駅の場所も変わり
今はトンネルも新たに設けられ
上り線と下り線が離れているので
駅も面白い形で存在しています
上り線ホームは地上にありますが
下り線ホームはトンネル内にあるんですよ
ちなみにこちらが上り線ホーム



興味のない人からすれば
ふーん てなもんですが(笑)

さらにこのあとモグラ駅として有名な土合駅
どあい と読みます



今は閑散としてますが
駅とすれば立派な部類になりますね
往年の繁栄ぶりが偲ばれます
改札ラチも4つもあり
待合室もキオスク売店もあったようです
今じゃ完全なる無人駅
近くにアルピニスト羨望の山、谷川岳があり
そのターミナル駅となるようです
その谷川岳、この日は雲が立ち込めていて
雄大な景色は拝めませんでしたが
標高とすれば2,000mもなく
長野市民おなじみの飯縄山とそんなに変わらないそうですが
かなり険しく天候も急変することから
大変に遭難者が多く「魔の山」とか「人喰い山」「死の山」とも呼ばれるそうです

改札入って右に行き、上り線に
いまは上り線だけなので
ホームの作りは島ホームですが
線路は一本だけですね



また改札に戻って今度は下り線に
駅舎を出て渡り廊下のような狭い通路を通り
国道291号線と湯檜曽川を橋で渡ります
屋根も壁もありますので全天候型



橋を渡りきるとさてその先にあったのは



奈落の底にでも行くようなトンネル、そして階段
延々と続く階段で先が見えない
ここからはホームまでの段数 462段
高低差70m弱
7,8分掛けて下ってホームに到着



待合室やトイレなどがあり
以前は引込み線があったようですね
貨物列車か電車でも来てくれればいいんだけど
運行が一日に数本しかないんで
そんなに待ってらんない
ざっと一回りしてそそくさと来た階段を引き返すとします



無理をする意味もないので
疲れたらその時点で休めばいいやと
上り始めましたが
途中、一回も休むことなく登り切りましたよ
ビルに換算すれば20階建てぐらいでしょうか
まだまだ体力的に大丈夫ですかね(笑)
それにしても日本の土木技術はスゴイものがありますね
先人の苦労と努力の賜物がそこにはあり
少しでも肌で感じることが出来ました。
いや~ またいいモノを見させていただきました。

このあと本日の宿へと向かいます。



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