映画 /ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅
ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅 Nebraska
「サイドウェイ」「ファミリー・ツリー」のアレクサンダー・ペイン監督が、怪しげな当選賞金を受け取るべくネブラスカへと向かう年老いたガンコ親父と、その旅に付き合うハメになった息子が繰り広げる珍道中の行方を心温まるタッチで描いた全編モノクロによるハートフル・ロード・ムービー。主演は本作の演技でカンヌ映画祭最優秀男優賞に輝いたブルース・ダーン、共演にウィル・フォーテ、ジューン・スキッブ、ステイシー・キーチ。
アメリカ北西部のモンタナ州に暮らす老人ウディ・グラント。ある日、100万ドルの賞金が当たったという、どう考えてもインチキな手紙を受け取る。ところがウディはそれを信じ込み、はるか遠くのネブラスカまで歩いて賞金を受け取りに行こうとする始末。息子のデイビッドは、周囲が何を言ってもまるで耳を貸さない父に根負けし、無駄骨承知で彼を車でネブラスカまで連れて行くことに。そしてその道中で、ウディの生まれ故郷に立ち寄る父子だったが…。 <allcinema>
いわゆるロードムービー
そしてモノクロの映画だった
主演のブルース・ダーンさん
実に久しぶり
彼といえば自分の中ではやはり
「
サイレント・ランニング」なのである
最初はテレビで観た非常に地味なSF映画だけど
心に残るすばらしい傑作だと思っている
その彼も御年77歳
申し訳ないが
あのころの面影ほとんど無いね
当然、役作りもあるんだろうけど
今回の役柄は認知症の初期なんだろうね
周囲の話などまったく耳を貸さない頑固なクソ親父(笑)
もともとそうだったんだろうけどさらに輪をかけた感じ
周りからすればとてもじゃないが堪らない
そんな親父を最初は煙ったがりながらも
親父の出身地、知人、友人等と行き会ううちに
自分の知らなかった親父を見つけ
だんだんと理解し受け入れていく
その感情の変化を親父の方も気づくんだね
その辺が2人とも演技が絶妙だ
また奥さんはじめ彼らを取り巻く人たちも
非常に泥臭く人間味があり見ていて笑えるし
ある意味グサリと来る
メチャクチャ感動作というわけではないが
ラストは息子が親父にちょっとしたプレゼントをして
家に帰っていくのだが
とても爽やかな余韻を残して終わる
いい映画でした。
長野での上映 終わってます
関連記事